9月 2024アーカイブ

キッチンカウンター収納、洗面収納、鏡

こちらは、ご新築を機に2種類の収納家具のご注文をいただいたのですが、どちらもまず既製品ではありえない仕様となっています。

1つ目はキッチンカウンター下の収納です。奥行がカウンター天板よりも出っ張ると見た目が美しくなくなるので、奥行きは28センチとなっております。
色々と議論を重ねましたが、やはり引き出しが収納しやすいとのことで、深型と浅型を織り交ぜたオール引出し仕様としました。
また、お客様からアイディアをいただいたのですが、わずかに空いた天板との空間にもフラップダウン扉を配し、ノートパソコンを格納しつつ、電源を引き込み、充電可能としました。
デッドスペースゼロです。これこそ現場で微調整しながらでないと完成しないものでした。

もう一つはミニ洗面所の横に設置した、あらゆる小物を格納できる二面収納です。
冷蔵庫を横に置く事は既に決まっていましたので、これを覆う形で作成すれば、ビルトイン収納となります。
洗面台の前板パネルとほぼ近い材料を見つけ、設置後違和感が出ないようにしました。
サイズこそそこまで大きくありませんが、かなり複雑な構造で部品の点数も多かったのですが、すっきりきれいに収まりました。
もちろんお客さんには大喜びしていただいております。

リビングダイニング家具一式とランドリーボード

ご新築に際し、家具を一新したいとのご要望を頂きました。

ウォールナットのフローリングに対し、コントラストの効いた、且つ優しいファブリックでソファーとリクライニングチェアでコーディネイトさせていただきました。
もちろんテレビボード、リビングデスク等、木製の部分は全て天然杢のウォールナット仕様です。

ご自宅で少しデスクワークができるようにと言うご希望で壁面には、天板に継ぎ目なしの幅3500の特注デスク。中央部分は補強を兼ねての引き出しを配備しています。スッキリしていても、機能は落とさないように、また、施主様の体格に合わせ最適な天板高としました。

もう一つは特注ランドリーボード。お打ち合わせで、奥様のご希望を全て叶えてくれるものは、既製品では到底見つかりませんでした。
下段は脱衣カゴ配置スペース、中段は衣類をたっぷり収納出来る引き出し、上段はバスタオルを陳列できるオープンシェルフ、最上段はその他のストック品を一気にしまえる扉構造の収納スペース。
この収納家具1台で、家事の煩わしさも少しは解消します。と喜んで頂きました。

キッチン収納と導線確保

こちらはマンションの一室のプチリフォームです。
もともとキッチンスペースが狭い事もあり、少々食器収納スペースが不足していました。
空いた壁を有効利用するのですが、一味変わった作りになっています。
お客様がすごくワイン好きの方で、色々な産地と年代のワインを料理に合わせて味わうのを楽しみとされています。
したがって食器棚にワインセラーが内蔵されています。ご存知の方も多いと思いますが、ワインは瓶を立てたまま保管してはいけません。常にコルクの部分が濡れていないといけないので、約10度の傾斜角をつけ、保管するのが常識です。勿論セオリーどうり、傾斜しています。

そしてこの画像でお気づきの方もあるも知れませんが、施工前の画像は備え付けの木製キッチンの天板が半円形になっています。
ワインセラー付きのダイニングボードを設置後の写真をご覧いただくと、出っ張りの半円部分を切り落として直線になっています。通行の妨げとなりますので、現場でカットし、現場で塗装を施しました。
手間はかかりましたが、お部屋に合わせた通路導線を重視した良い仕上がりとなりました。

レストルームのソファー

こちらは普段お世話になっている自動車ディーラー内ののお客様レストルームです。
以前よりメンテナンス作業の待ち時間をこちらで過ごさせていただくことがあったのですが、担当の方から、傷んできたので、そろそろ入れ替えたいんだ。
座り心地が良く、快適で爽やかな雰囲気にしたいので、あとよろしくお願いします。
とご依頼をいただきました。

お客様同士が隣を気にすることなく自由に過ごせる場所で、スタッフの方がお客様とお話をするのにちょうど良い目線になるようにシートの高さも調節しました。
シートの色は一色で揃えてしまうとのっぺりとした感じが出てしまうので、あえてツートンカラーとし、スタッフの方用の席とお客様の席がアンサンブルになるよう配色しました。
またドリンクをこぼされたとしてもメンテナンスがしやすいようパブリック調のレザー素材を選んでいます。
このディーラー様の前の国道を車で通過するときに、このレストルームをチラ見するのを楽しんでいます。